最近『GRC』というSEOツールを導入したので、ツールを使った感想をお届けします。
- GRCは有料の検索順位チェックツール
- GRCは評判通り使いやすい
- GRCはデータまとめサイトと相性が悪い
- 代わりに黒子analyzeというツールが便利
GRCとは
GRCは、人気の検索順位チェックツールです。
検索エンジン最適化(SEO)で、本格的にWeb集客する場合は、導入推奨のツールといわれています。
※ 公式HPで、無料でダウンロードして使えます(体験版のため、設定できるURL数、検索語数に制限があります)
百聞は一見にしかず。以下の動画をざっと流し見して貰えれば、どういったツールであるか把握することができます。
詳しく知りたい人は、アフィラさんの記事がおススメ!
GRCの使い方・料金・口コミ・デメリットを全て暴露【3年使った私が徹底レビュー】
GRCを使ってみた感想
GRCは評判通り使いやすいツールです。管理人が気に入った点は以下です。
- 初期設定が簡単
- ツールがシンプルで使いやすい
- 検索順位確認の画面が見やすい
- 値段が安価
- 日本の会社なのでサポート等が安心
- CSVのインポート・エクスポート機能
体験版をダウンロード。公式HPの使い方をざっと確認しながら操作すれば、簡単にデータ収集・分析が出来ます。体験版では、数の制限でほぼ使えないので、ライセンスを購入します。
管理人が導入したライセンスは、エキスパート・ライセンスです。他の検索順位ツールと違い、値段のキャップが月2475円なので、大規模なサイトを運営する場合はお得かもしれません。
図:ライセンスコード
料金を払うと、メールでライセンスコードが送られてきます。それをソフトウェアで有効にすれば、使用できます。日本の会社なので、不明点はメールで簡単に確認することが出来ます。
種類 | ベーシック | スタンダード | エキスパート | プロ | アルティメット |
---|---|---|---|---|---|
月払い料金 | 495円/月 | 990円/月 | 1,485円/月 | 1,980円/月 | 2,475円/月 |
年払い料金 | 4,950円/年 (2ヶ月分お得) |
9,900円/年 (2ヶ月分お得) |
14,850円/年 (2ヶ月分お得) |
19,800円/年 (2ヶ月分お得) |
24,750円/年 (2ヶ月分お得) |
URL数 | 5 | 50 | 500 | 5,000 | 無制限 |
検索語数 | 500 | 5,000 | 50,000 | 500,000 | 無制限 |
上位追跡 | 5 | 50 | 500 | 5,000 | 無制限 |
リモート閲覧 | - | 利用可 | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
CSV自動保存 | - | - | - | - | 利用可 |
本格的にデータ収集をする過程で、CSVインポート・エクスポート機能は、データまとめサイトを運営してる人には必須です。
データまとめサイトの場合、数百-数千記事(URL)分を分析することも想定しなければいけない為、1記事、1記事手動でキーワード設定するのは手間です。CSVでまとめて、そのままツールに登録するという流れが必要です。※ 無料ツールではない
解析データを自動設定でCSVに落とせる点も、ポイントが高いです。蓄積したデータさえあれば、現状の解析で不足する点があった際に、スプレッドシートや他のツールにかけることが出来るためです。※ 無料ツールではない
データまとめサイトとGRC
ここからが本題で、データまとめサイトとGRCという点で感想を書くと、
GRCは必須ではないかもしれません。
管理人の運営サイトで1週間分の検索順位データを収集し、今後のサイト運営へ活用する試みを実施しましたが、今のところ、改善ポイントを絞りこむことは出来ていません。理由は以下2点です。
図:管理人のサイトの生データ
① データまとめサイトに個別記事最適化は不要
データまとめサイトは、記事のテンプレートを基に個別記事を作成する為、1つ1つ個別記事の最適化はあまり、やりたくはありません。テンプレートに外れた構成にすると、その後まとめて修正・編集することができなくなるためです。
図:データまとめサイトのモデル
ただ、狙っているキーワード全体(個別記事の集合値)で見て・上がった、下がったの情報は、テンプレートに反映させることが出来るので、便利です。GRCは、結果の並べ替えも出来るので、ツール内でキーワードの検索順位が昇り調子なのか、下り調子なのかを判断することが可能です。
※後述のツールでも可能なので、あまり旨味はありません。
② 処理時間の面でもデメリット
処理時間の面でもGRCによる分析は、向いていません。データまとめサイトは、総じて大規模なサイトになります。GRCは値段が安いので、大規模なサイトで処理が必要な場合も、そこまで価格に跳ね返ってきません(最大月2475円)。しかし、処理時間は長いです。
管理人は現在、GRCに5000キーワードくらい登録して毎日処理していますが、1回の処理で丸半日くらいかかります。
処理中もマルチタスクをすることは可能ですが、パソコンの電源を入れたままにしておかなければならず、地味に面倒です。またPCを移動させて、ネットワークが切れた場合は、処理が止まります。
GRCではなくどのツールがおススメ
データまとめサイトは、記事の個別最適化は不要、大規模な処理が必要な点で、GRCは向いていません。代わりに、Google Search Consoleと、補助ツールである、黒子Analyze(無料ツール)がおススメです。
副業レベルで、月10-30万PVのサイトのレベルでは、以下の点をカバーできるツールで十分で、上記のツールはそれがカバー出来ています。
- データーをミクロ(個別)にみるのではなく、マクロ(一括)でみる
- 大規模なサイトでも活用できる(処理に時間がかからない)
Google Search Consoleは説明不要で、導入必須ツールです。黒子Analyze(無料ツール)は、Google Search Consoleでは見えてこないデーターの傾向などを可視化してくれるので、大変便利です。
データまとめサイトの場合、記事全体のキーワードと検索順位の関係性を把握するだけで良いので、これらツールを使いこなす方が良いかもしれません。
※ Google Search Consoleと黒子Analyzeによる分析に関しては、後日共有予定
まとめ
『GRC』というSEOツールを導入した感想をお伝えしました。
- GRCは有料の検索順位チェックツール
- GRCは評判通り使いやすい
- GRCはデータまとめサイトと相性が悪い
- 代わりに黒子analyzeというツールが便利
GRCは、SEOで集客を集めるのに最適なツールですが、現状データまとめサイトとは相性が悪く、(副業レベルで行う際には、)”不要である”と結論付けています。
管理人は、1年プランで申し込んだので、1年間使う過程で、新たな活用方法が見えてくるかもしれません。その際は、当記事にリライトさせていただきます。
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